区民の皆様からの情報提供、お待ちしております。
現在も北十間川に係留してある屋形船。
とある業者の船だが、それが違法だと言う事は意外と知られていない。
あれだけ堂々と係留してあるからきちんと許可を取っていると思われがちだが、実は違法な上に問題が山積みなのだ。
北十間川の付近は歴史的に関東大震災、東京大空襲で火災旋風が発生し数万人の犠牲者を出している地域です。
それにも関わらずプラスチック製で多量の燃料を積んだ屋形船が違法に係留してあるというのは問題だ。
北十間川の好立地場所の大部分を違法に占拠し、一部の業者だけが濡れ手に粟の構造。
隅田川花火大会だけでも膨大な利益を生んでいる。
つまり不法係留で船の保管場所の費用が掛からない為、丸儲けの利権構造が出来上がっているのだ。
ちなみに、実際に許可を得ている部分は約40平方メートルで、係留できるのは長さ6m未満の小型船だけである。
北十間川の係留許可面積はごく僅かに小型漁船1隻分しか無いはずなのだが、写真をご覧下さい。
この状態が長年に渡り放置されており大瀬康介はすでに10年以上行政に問題を指摘している。
違法行為がビジネス化しているにも関わらず、行政は見て見ぬふりを続けているのだ。
表がこの業者が北十間川に係留している船の年間占用料だ。
【占用許可面積】
40平方メートル + 桟橋8平方メートル = 合計48平方メートル
この周辺の自動車用駐車場料金は、1台3,2000円。
48平方メートルなら9台分で288,000円もかかるはずなのだが。
さらに驚いた事に!
占用許可面積48平方メートルから超えている不法係留船については、違法なので占用料を徴収していないと役所は言う。
平成18年度 | 161,376円 (1ヶ月13,448円) |
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平成16年度 | 72,336円 (1ヶ月6,028円) |
平成15年度 | 72,336円 (1ヶ月6,028円) |
平成14年度 | 92,736円 (1ヶ月7,728円) |
平成13年度 | 92,736円 (1ヶ月7,728円) |
平成12年度 | 92,736円 (1ヶ月7,728円) |
表はこの業者が厚かましくも申請した船の一覧だ。赤字の船は係留許可面積に収まらない不法係留船である。
第十誠丸 【違法】 | 33トン | 全長20.90m | 全幅3.83m | プラスチック | 定員45名 | 遊魚船 |
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誠丸 【違法】 | 32トン | 全長15.16m | 全幅5.39m | プラスチック | 定員99名 | 旅客船 |
第十あみ清丸 | 4.87トン | 全長11.98m | 全幅2.31m | プラスチック | 定員29名 | 遊魚船 |
第十六朋丸 【違法】 | 27トン | 全長15.8m | 全幅4.99m | プラスチック | 定員95名 | 遊魚船 |
第十七誠丸 【違法】 | 29トン | 全長15.36m | 全幅5.0m | プラスチック | 定員99名 | 遊魚船 |
第十八美奈丸 【違法】 | 19トン | 全長11.99m | 全幅4.72m | プラスチック | 定員85名 | 遊魚船 |
裕誠丸 【違法】 | 19トン | 全長11.7m | 全幅4.41m | プラスチック | 定員99名 | 遊魚船 |
誠朋丸 【違法】 | 19トン | 全長13.16m | 全幅4.71m | プラスチック | 定員78名 | 遊魚船 |
美朋丸 【違法】 | 19トン | 全長11.91m | 全幅4.38m | プラスチック | 定員78名 | 遊魚船 |
あみ清2号 【違法】 | 19トン | 全長11.95m | 全幅3.78m | プラスチック | 定員34名 | 遊魚船 |
あみせい10号 【違法】 | 19トン | 全長11.25m | 全幅4.56m | プラスチック | 定員63名 | 遊魚船 |
第一誠丸 【違法】 | 19トン | 全長11.95m | 全幅4.47m | プラスチック | 定員73名 | 遊魚船 |
誠丸7号 【違法】 | 18トン | 全長11.91m | 全幅4.58m | プラスチック | 定員78名 | 遊魚船 |
豊丸 【違法】 | 16トン | 全長11.98m | 全幅3.46m | プラスチック | 定員35名 | 遊魚船 |
鈴木丸 【違法】 | 14トン | 全長11.95m | 全幅3.44m | プラスチック | 定員27名 | 遊魚船 |
第二もみじ丸 【違法】 | 12.95トン | 全長11.99m | 全幅3.13m | プラスチック | 定員43名 | 遊魚船 |
第七あみ清丸 | 4.9トン | 全長11.98m | 全幅2.97m | プラスチック | 定員31名 | 遊魚船 |
朋丸 【違法】 | 19トン | 全長11.91m | 全幅5.32m | プラスチック | 定員85名 | 遊魚船 |
美奈丸 【違法】 | 19トン | 全長11.97m | 全幅5.22m | プラスチック | 定員85名 | 小型兼用船 |
第一あみ清丸 | 8.96トン | 全長11.75m | 全幅3.03m | プラスチック | 定員30名 | 遊魚船 |
あみ清9号 【違法】 | 14トン | 全長11.98m | 全幅3.46m | プラスチック | 定員37名 | 遊魚船 |
なんとこの業者1社だけで22隻の船を40平方メートル内に係留すると申請しています。
船の大きさから計算すると、8トンを超える船は1隻だけでも占用許可面積を超えてしまうのに。
北十間川の枕橋付近、護岸の堤防上に建てられた小屋。
これは河川管理者の許可無く勝手に建設され河川法第26条に違反している。
墨田区及び東京都に対して大瀬康介はこうした現状を改善する為に繰り返し改善要望を提出している。
その結果、河川占用の違法性を明確にする為に下記のような警告書が張られる事になったが、業者はこれも無視しているのが現状だ。
ここまで悪質な業者に公共河川を使わせて良いのだろうか。
また同族企業で1隻1億円と言われる船が多数あり、違法な利権を手にした金持ちが「船を廃棄する金がない」と言ったり「係留施設を税金で作れ」などと言っている。
最近では会社を分割し責任逃れや遺産隠しをしようと言う動きすら見られるのだ。
呆れた業者と、違法だらけの申請書を受理する役所。
墨田区の役人は何故こんな業者に係留許可を更新させるのか?
毎年適正な係留をするよう行政指導を受け念書を取っているのに。(念書の意味がない!)
許可基準を満たしていないものは受理しないのが一般社会の常識です。
私たち庶民には「書類の不備がある」などとうるさいのに何故だろう。
管理者である東京都や墨田区がきちんと対処してくれなければ、
このツケは税負担となって私達に降りかかってくるのだ!