区民の皆様からの情報提供、お待ちしております。
平成19年4月に行なわれた統一地方選挙で、公費を請求してから支払われる迄の期間が3ヶ月もかかっている事を知り、他の候補者はどの程度で支払われているのか調べて見ました。 すると他の候補者には1ヶ月程度で支払われていました。 これは公正な選挙が行なわれていないのではと疑問を感じた私は、候補者全員の公費請求について情報公開を行い、公費請求で選挙カーの燃料代が不正に請求されたり、墨田区議会で最大会派の議員は公費の請求に不備があるにも拘わらず公費が支払われている事実を掴みました。 (写真)疑惑を指摘され、とぼける墨田区選挙管理委員会の職員
自ら調べた情報と疑惑をテレビ局へ持ち込んだところ、TBSから公費の燃料代詐欺が行われた事実を検証する為に協力したいと言われ、テレビ局に何度も足を運び違法の事実を検証する方法を検討しました。 約3ヶ月に亘る取材後、10月2日TBSニュースイブニング5で25分もの報道枠を裂いていただき全国に放送されました。 放送内容は動画でご覧になれます。
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墨田区の監査委員は、大瀬康介の主張を認め調査を実施し、この時点で不正に請求されていた462,239円を返還させました。 グレーゾーンだった林恒夫候補と広田充男候補は理由が無いと請求を棄却しています。 これがその後新たな展開に至る序章でした。 大瀬康介は林恒夫候補と広田充男候補を裁判の対象として更に調査した結果、軽自動車の選挙カーを使用した林恒夫候補なら裁判で勝てると予想し、東京地裁に裁判を起こしました。 大瀬康介は隠された文書を裁判所の命令で出させる「文書提出命令」と言う方法でレンタカー会社の資料を出させた所、燃料だけでは無くレンタカー代も不正に請求されていた事が明らかになり、 平成20年11月6日に「怠り事実」を根拠に再びレンタカー代住民監査請求書を提出しレンタカー代でも不正があった事を明らかにしました。 裁判は大瀬康介の激しい追及で林恒夫議員が全額返済した為原告側の全面勝訴で終結しました。
以下の10名を刑法246条(詐欺罪)で警視庁捜査2課へ証拠を添えて刑事告発しました。 平成19年11月21日に正式に受理され、警察による捜査が開始されました。
番号 | 氏名 | 政党 | 消費燃料代 |
---|---|---|---|
1. | 山本とおる | (自民党) | 合計 51,765円 |
2. | 木村たけつか | (民主党) | 合計 51,100円 |
3. | 福田はるみ | (自民党) | 合計 47,538円 |
4. | 中邑進 | (自民党) | 合計 42,000円 |
5. | 阿部喜見子 | (民主党) | 合計 38,959円 |
6. | 沖山仁 | (自民党) | 合計 34,675円 |
7. | 瀧澤良仁 | (自民党) | 合計 33,953円 |
8. | 田中くにとも | (自民党) | 合計 33,410円 |
9. | 木内清 | (自民党) | 合計 32,780円 |
10. | 出羽邦夫 | (自民党) | 合計 30,181円 |
平成20年3月24日 警視庁が被疑者10名を書類送検。 テレビ局をはじめ報道各社が書類送検された事を報道。
東京地方検察庁の検察官高橋孝一検事は、3月30日と言う人事異動時期ぎりぎりに不起訴処分を発表。 画像は、何故不起訴にしたのか理由すら示されない傲慢な検察官による決定通知書。 日付の部分だけ手書きされている事が確認され杜撰な処理が行なわれている事が推測されますし、理由も示せない不透明な密室裁量処分が行なわれた疑惑がもたれます。 公訴権限を独占している検察ですが、官僚組織という極めて閉鎖的な組織によって選任された人達が不透明なまま結論を出す事自体が国民の権利を侵害しているのではないか。 時間がかかった割りにこんな紙一枚渡すだけと言うのは傲慢そのものと言わざるを得ません。
検察の判断が納得出来ず東京第一検察審査会に審査申立書を提出しました。
申立書はこちら >>>
東京第一検察審査会は検察官に対して「被疑者らについて行なった本件不起訴処分の裁定は、結論においていずれも、賛同できない」として「不起訴不当」の判断を下しました。
東京第一検察審査会議決文はこちら>>>
引き続き進展があり次第ご報告させていただきます。